








品格高い紫色の地色の上に、愛らしい桜紋をひとつずつ染め上げ、裾には伝統的な辻が花染が施され、シンプルながらもモダンさを感じる、小倉淳史先生らしい一品です。
この桜紋の柄は、昨年に小倉先生が発表された新作柄のひとつで、その際に柄の愛らしさに見惚れて別注の九寸をお願いしました。
その帯は、お客さまにも大好評。
HPやネットショップでご紹介をする前に、同じく見惚れて下さったお客さまが、今も楽しく結んで下さっています。
今年は、同じ九寸では芸がないと思い、こちらも附下を頂く事に。
地色は当店では珍しく紫色を選びましたが、この色がこっくりと深く、とても良い色。 桜紋が浮かぶ様や、挿し色とのバランスがとても良く、華やかさと気品を感じる染め上がりです。
その挿し色は、小倉淳史流。
先生の真骨頂と、美意識を感じます。
柄に配されたオレンジ色もライムグリーンも、染の名家を受け継いだからこそわかる、伝統の中に在る革新を感じます。
その分、裾には伝統的な辻が花染を。
愛らしさと伝統の対比、色の対比が面白く、仕立て上げると良いアクセントになると思います。
「決して大仰にならず、
かといって、着物の品格はきちんと保つ。」
「きものが出しゃばり過ぎず、
かといって、個性をきちんと主張する。」
言葉にすると簡単そうで、その実はとても難しいこの塩梅を、一反の着物の中で仕上げるところに、小倉淳史先生のものつくりへの力と一心込めた想いがあると、私は感じます。
「着る方を美しく。」
は、
いつも小倉先生が口癖の様に仰っているお言葉。
この一反を見惚れた下さる方が、一層美しく、楽しく袖を通して頂けたら、何よりも嬉しいことです。
「本商品の詳細はこちら」
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